というわけで先ほどのレトロ学生さんの絵でメイキングをば。
とはいっても別段変わったことをしていない上にブラシなんかもカスタムしてないので参考にもならないと思う。
　

使用ツール：SAI、Adobe Photoshop Elements 5.0
キャンパスサイズ：1000*1500

【1】下描き・主線（SAI）

ざっくり形を取ったあと、パーツの位置を決め、主線を入れる。
主線はマーカーペンで太さ2くらいを使用。

【2】下塗り（SAI)

パーツごとにレイヤー分けて下塗り。これが色を塗るときのベース。
マーカーもしくは水彩筆でベタ塗り。
（髪に薄ら影が入っているのは、ベタ塗りのときの画像を保存していなかったから）

【3】影・ハイライト入れ（SAI)

下塗りで作ったパーツごとのレイヤーに新しいレイヤーをグリッピングして塗っていく。
影は乗算レイヤーにマーカーで塗って水彩筆でぼかしての繰り返し。
ハイライトはスクリーンもしくは発光レイヤーを重ねて塗っていく。
ぼんやりしたハイライトはエアブラシ。
影と違って水彩筆でぼかすとなんか彩度が低い煙ったような感じになってしまうので好みじゃない。
綺麗にハイライト入れる方法があったら教えてください。

ある程度レイヤーが溜まったら統合しておかしなところを馴染ませるように修正していく。
（例えば髪の影やハイライトのガタガタしてるところなどを滑らかにするとか）

髪と肌の境目が馴染まない場合は、一枚乗算レイヤーを乗せて、境目にエアブラシでピンクかオレンジあたりいれると割合良い感じになるんじゃないかなーと思わなくもない。

色塗りが終わったら背景を入れてSAIでの作業は一旦終了。

【4】加工その１（Photoshop Elements）

色味の調整、背景の加工。
SAIのままだと人物のコントラストが弱いので少しばかりメリハリをつける。
背景が浮いてるのでちょっとぼやかしたりフィルタ効果を使って誤魔化す。

どうでもいいがここの加工で筆跡とか消えるのでいかにもCGな絵になるんだなぁ、と最近気付く。

【5】加工その2（SAI)

再びSAIに戻って、窓から入る光を描き足したり、気になる箇所を修正。
更にフレームつけたり、テクスチャを張り込んで古い写真っぽく加工。
テクスチャの張り込み、光の表現はSAIでやるほうが便利な予感…。
ここで容赦なくテラテラさせる。
気付けばいつも遠慮ない光り方。逆光は正義！

以上！駆け足でお送りいたしました。